グレーハウンドの飼い方|性格や寿命、しつけ、かかりやすい病気などを解説

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グレーハウンドは犬の中で最も足が速く、優美な体の曲線が特徴的な犬種です。そのスピードを生かし狩猟犬として古くから一目置かれていました。それだけでなく、家の中では人間のようにくつろぐことが大好きな一面もあり、人々を魅了する要因となっています。そんなグレーハウンドの飼い方や特徴、イタリアングレーハウンドとの違い、かかりやすい病気などを紹介します。

グレーハウンドの基礎知識

グレーハウンドは英語で「Greyhound」と表記し、ほかのグレーハウンド種と区別するためにイングリッシュグレーハウンドと呼ばれることもあります。日本語読みでは「グレー」と「グレイ」の両方が使われていますが、ジャパンケネルクラブでは「グレー」と表記していますので、本稿でも「グレーハウンド」で紹介していきます。

グレーハウンドのGreyって?

名前の由来は諸説ありますが、毛色のグレー(灰色)からという説、グレイト(偉大)であるという説、グリーク・ハウンド(ギリシャの犬)が転じた説などがあります。他には、ラテン語で「ギリシャ」を意味する「グライウス」に由来しているという説、「上級」を意味する「グラディウス」に由来しているという説などがあります。

グレーハウンドの歴史

グレーハウンドはイギリス原産の犬種で、サイトハウンドとしてウサギなどの狩猟で大活躍していました。その歴史はとても古く、紀元前4000年の古代エジプトの墓壁に、グレーハウンドのような犬の姿が描かれています。

その後ヨーロッパに広まり、イギリスにおいて標準化されました。生きた野ウサギを狩るコーシング・ハウンドは上流階級の娯楽となり、そしてチーターの次に速いと言われるスピードを用いたドッグレースが発展しました。現在では家庭犬として人々に愛されています。


グレーハウンドのハウンドとは

「ハウンド」とは獲物を追跡させるために作られた猟犬の総称で、サイトハウンドは視覚を使って追うのが得意です。また、嗅覚を使って獲物を追うセントハウンドもいて、ハウンドにはその2種類がいます。

グレーハウンドの大きさや寿命

体重は27~34kgで、体高は68~76cmです。寿命は10~13歳ほどといわれています。


グレーハウンドの性格や特徴

愛情豊かであり、とても優しく穏やかな性格をしています。無駄吠えもなく従順なため、飼い主に手を焼かせることはあまりありません。スラっとした無駄のない筋肉に大きなボディー、きれいなアーチを描く腰が特徴的です。そして犬の中で最速といわれるグレーハウンドの四肢は、とても丈夫かつ柔軟性があります。その速さは時速70kmを超えるほどです。

グレーハウンドのはくつろぐのが大好き!

走るのが速く大型犬であるため運動が大好きだと思われますが、実際は部屋の中でゆっくりくつろぐことが大好きな犬種でもあります。クッションやソファーの上で寝転ぶ姿はとてもかわいらしいです。

グレーハウンドの毛色

毛色はブラック、ホワイト、レッド、ブルー、フォーン、ファロー、ブリンドルのいずれかか、これらにホワイトの混じったものと多様です。

レッド

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ブリンドル

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グレーハウンドとイタリアングレーハウンドとの違い

グレーハウンドがイギリス原産なのに対してイタリアングレーハウンドはイタリアが原産です。どちらもレースドッグとして活躍していたということもあり体つきもよく似ています。しかし体高はかなり違いがあり、グレーハウンドが70センチメートル前後で、イタリアングレーハウンドは35センチメートル前後です。


グレーハウンドの育て方

グレーハウンドは基本的に屋内で飼育します。体が大きいため十分の部屋の広さが必要な上に、寒さにも弱いのできちんとした空調管理をしましょう。賢く穏やかな性格なので、飼い主を困らせるようなことはしませんが、物を追いかける本能があるのできちんとしたしつけをしましょう。また、しっかりしつけをしている場合でも同じ部屋でハムスターなどの小動物を一緒に飼わないようにしましょう。毎日の散歩はもちろん必要ですが、家の中でくつろぐことも大好きなので柔らかいクッションなどを用意しましょう。



グレーハウンドのしつけ方

グレーハウンドは動くものを追いかけてしまう習性が強いため、散歩中にトラブルを起こさないよう「マテ」などの制止できるしつけをしておく必要があります。頭がよくすぐに覚えてくれるので、問題を防ぐために普段からしつけをしっかり行いましょう。



グレーハウンドのお手入れケア

短毛なのでトリミングの必要はありません。ときどきブラッシングをして埃や抜け毛をはらってあげましょう。

グレーハウンドがかかりやすい病気

かかりやすい病気も少なく基本的に健康な犬種ですが、「胃捻転」になりやすいです。食後はしっかり休ませましょう。また、体脂肪が非常に少なく硬いフローリングに寝ると皮膚病を引き起こすことがありますので、クッションを与えるなどしましょう。



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グレーハウンドの迎え方

一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。白髪だって生えるし、病気もするかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないということをもう一度よく考えましょう。

グレーハウンドの価格/値段

日本のブリーダーやショップで見かけることはほとんどありませんが30万円程度が相場です。しかし日本での入手が困難であるため輸入が一般的になります。その場合50万円程度が相場です。

保護犬の里親になる

保護され新しく里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。しかしその多くは成犬であり、子犬が欲しい場合は見つけるのが難しいです。保護犬を引き取る場合、保健所からと保護犬を譲渡している団体から引き取る場合があります。

ブリーダーやペットショップからの購入を考える前に一度覗いてみてはいかがでしょうか。保護犬の里親募集サイト「OMUSUBI」(お結び)も、ぜひ覗いてみてください。

ブリーダーから迎える

ブリーダーからの場合、子犬の飼育環境や親犬に会わせてもらえるかなど、実際に行ってみて確認することが大切です。血統だけでなく、性別やある程度の子犬の性格などもわかるので好みの子犬を選ぶことができます。

ペットショップから迎える

ペットショップではあまり見かけることのない犬種です。地域やお店によってはいることもありますので事前に確認してみることをオススメします。



グレーハウンドと楽しい暮らしを!

昔は足の速さを生かしたレースなどに用いられていましたが、実際のグレーハウンドはくつろぐことが大好きな、人間らしい一面を持った犬種です。平日はグレーハウンドと一緒にくつろぎ、休日は公園などに一緒にでかけて走り回ってみてはいかがでしょうか。