シェルティ(シェットランドシープドッグ)の飼い方|大きさや性格など
元気いっぱいで人と作業したり、トレーニングしたりすることが大好きなシェットランドシープドッグは、犬種ランキングでも上位の人気犬種です。「シェルティ」の愛称でも知られ、豊富な毛と首周りの飾り毛が魅力的です。『名犬ラッシー』でも有名なコリーとの違いや、性格や毛色や寿命などの特徴、かかりやすい病気についてドッグトレーナーの長根が紹介します!
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シェルティの基礎知識

シェットランドシープドッグは英語で「Shetland Sheepdog」と表記し、「シェルティ」の愛称でも親しまれています。コリーと似ていますが、コリーと比べてとても小さいです。
シェルティの性格や特徴

小型で長毛で、特に首周りの飾り毛が特徴的です。賢く、俊敏で飼い主に対してとても従順です。牧羊犬として活躍していたので、動くものに反応して追いかけたりしやすいです。
耳の形について
どんな犬種にもスタンダードと呼ばれる基本的な形があります。シェルティの耳は3/4を立て、1/4を前に垂らしている形がスタンダードとされています。しかし、生まれてそのままだと立ち耳になることがほとんどで、耳が完全に立つ前に形を決めて固定するという「耳セット」をしている人が多いです。シェルティの毛色
毛色は主に、セーブル、トライカラー(ブラック、ホワイト&タンともいわれている)、ブルーマール、バイブラック(ブラック&ホワイト)、バイブルー(ブルーマール&ホワイト)などがあります。セーブル

トライカラー

ブルーマール

バイブラック(黒白)
バイブルー(ブルーマール&ホワイト)
シェルティの目の色
一般的には茶色の目ですが、ブルーマールの遺伝子をもつ子には両目がブルーの「ブルーアイ」(チャイナ)、片目がブルーと茶色の「オッドアイ」、両目がブルー色で宝石のように散りばめられた「マールアイ」などがあるそうです。ブルーアイ
オッドアイ
シェルティの育て方

小さく賢いため、初心者でも比較的飼いやすい犬種です。しかし、運動量は必要ですし、毎日のブラッシングも必要です。散歩は1日60分ほどしてあげましょう。
シェルティのしつけ方
人と何かをすることが好きな犬種なので、楽しくトレーニングすることで、しつけを覚えるもの早いです。子犬の頃にいろいろな刺激に慣れさせることで、吠えにくくなりますし、呼び戻しの練習も子犬の頃からやりましょう。シェルティのお手入れケア
シェルティはオーバーコート(太くて硬い毛)とアンダーコート(細くて柔らかい毛)の二つをもつダブルコートと呼ばれる被毛を持っています。シェルティはカットの必要はない犬種ですが、長くて量のある毛は絡まりやすく、すぐに毛玉ができてしまいます。ブラッシングは毎日してあげましょう。シェルティとよく似た犬種
シェルティは見た目がコリーによく似ていますが、コリーを小型化したわけではなく、別の犬種です。シェルティの大きさが33~41cmなのに対して、コリーは56~61cmと大きさが違います。また、鼻の長さも違っていてコリーに比べ、シェルティの方が短いといった特徴があります。シェルティの迎え方

一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。白髪だって生えるし、病気もするかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だげじゃない、ということをもう一度よく考えましょう。
シェルティの価格/値段
一般的な価格の相場は10~20万円ほどですが、どこから迎えるか、血統や毛色によっても値段が変わってきます。保護犬の里親になる
保護され新しく里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。しかしその多くは成犬であり、子犬が欲しい場合は見つけるのが難しいです。保護犬を引き取る場合、保健所からと保護犬を譲渡している団体から引き取る場合があります。ブリーダーやペットショップからの購入を考える前に一度覗いてみてはいかがでしょうか。ペトことの姉妹サイト「OMUSUBI」(お結び)も、ぜひ覗いてみてください。
ブリーダーから迎える
好きな毛色や、血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、飼う上でのアドバイスも直接聞くことができます。ペットショップから迎える
ペットショップでは生後2~3カ月ごろの販売が多く、4カ月を過ぎてくると値段がだんだんと下がってくることがほとんどです。まとめ

シェルティは賢く俊敏で飼い主に対してとても従順
お散歩は1日60分以上行きましょう
カットの必要はないが毛玉になりやすいため毎日ブラッシングをしましょう
体重が約6~7kg、寿命は11〜13年前後
コリーアイ、甲状腺機能低下症、骨折、白内障、皮膚炎に注意