コーイケルホンディエの飼い方|絶滅に瀕していた超稀少犬種? 大きさや性格について

コーイケルホンディエの飼い方|絶滅に瀕していた超稀少犬種? 大きさや性格について

コーイケルホンディエ、通称コイケルは稀少犬種の一種であり、日本での登録頭数はわずか100頭前後となっています。そんなコイケルホンディエの大きさや性格、かかりやすい病気などの注意点について解説します。

コーイケルホンディエの歴史と基礎知識

コーイケルホンディエはオランダ原産の犬で、オランダ語で「猟をする犬」という意味があります。長い歴史を持つ犬種です。16世紀にはオランダ国内で鴨猟のために一般市民を中心に飼われていましたが、その美しさとかわいらしさを兼ね備えた容姿と友好的な性格から、富裕層やロイヤルファミリーの間でも人気が広がっていきます(現在でもオランダでは一部の地域では鴨猟犬として活躍しています)。16〜18世紀に活躍した画家によって描かれることも多く、バロック時代を象徴するレンブラントやヤンステーンの絵画にもコーイケルホンディエの姿を見つけることができます。

ヤンステーン「大人が歌えば子どもが笛吹く」

またコーイケルホンディエの猟は独特で、自身で鴨を捕まえることはありません。尻尾を振って鴨をおびき寄せ近づいてきた鴨を猟師がハントします。

第二次世界大戦で登録頭数が急激に減り絶滅寸前ともいわていましたが、現在は愛犬家たちの努力によって少しずつ増えつつあります。

大きさと寿命

体高は35〜42cmほど、体重は8〜12kgほどの中型犬です。寿命は12〜15年と、中型犬の中では平均的な数字です。

コーイケルホンディエに似ている犬種と違い

キャバリアの横顔

被毛の色や耳の長い毛、友好的な性格がキャバリア・キング・チャールズ/スパニエルに似ています(以下キャバリア)。両犬種とも鳥猟を行うグループであるスパニエル犬種に属していますが、相違点はコーイケルホンディエがオランダ原産の中型犬なのに対し、キャバリアはイギリス出身の小型犬である点です。また、キャバリアの方が大きな垂れ耳、短いマズルを持っている点も微妙に異なっています。


コーイケルホンディエの性格

陽気でアクティブ、動きにはメリハリがあります。体力と忍耐力もあるので、活動的な家族との相性が良いといえます。飼い主に忠実ですが、他人に対してもフレンドリーに振る舞うことができる社交性を兼ね備えています。

お花畑の上の2匹のコーイケルホンディエ
Photo by dank0531marc1223さん Thanks!

コーイケルホンディエの被毛について

抜け毛が多いと言われていますが、柴犬など密度の高いダブルコートの犬と比べたら特別多いわけでもありません。ただし、抜け毛の飛び散りを防いだりアレルギー対策のためにも、定期的なブラッシングとお掃除は必須です。掃除機フィルターの定期的な交換は覚悟しましょう。

被毛はダブルコートです。柔らかい中長毛で、耳には長めの飾り毛が生えています。両目の間から鼻の先まで、顔の中央を通るブレーズと呼ばれる白い線があるのが特徴です。

コーイケルホンディエの正面から見た顔
Photo by amy.diamond0429さん Thanks!

コーイケルホンディエの飼い方

遊びと運動が大好きです。子供から大人まで誰とでも仲良くできるので、みんなでアクティブな遊びをする時間と場所を確保する工夫をしてあげましょう。一時間以上の散歩を一日に二回は行けるとストレスが溜まりにくいです。

しつけ方

賢く理解するのが早いので、褒めながらコマンドを教えていくと抵抗なく学習してくれます。遊びを交えながらしつけるのもおすすめです。

ケア

柔らかい被毛が絡んでしまわないように、定期的にブラッシングをしましょう。また、垂れた耳の中に空気がこもりやすく炎症の原因にもなるので、固く絞った布でときどき優しく拭いてあげるといいでしょう。

コーイケルホンディエのかかりやすい病気

コーイケルホンディエは戦後あまりにも稀少だったため、繁殖させるために近親交配が行われていました。現在ではコントロールされるようになり状況は改善してきていますが、ほかの犬種と比較して近親交配を起因とする遺伝的な病気を発症しやすいです。さらに近親交配によって生まれた犬は免疫力も高くないといわれています。これらは遺伝的なものなので予防するのは難しいですが、検査で疾患にかかる可能性の有無がわかりますので、一度動物病院で検査しておくと安心です。

動画やブログを紹介

コーイケルホンディエのことをもっと知りたい人のために、オススメの動画やブログを紹介します。

かわいい動画を紹介

人懐っこさが伺えるとても可愛い動画です。

おすすめのブログを紹介

一人暮らしの犬入門

とてもアクティブなわんちゃんと飼い主さんの様子が、楽しくつづられているブログです。
3姉妹ママのわんこ育て日記

なかなかお目にかかれない細部の写真もたくさん掲載されていて、マニアにはたまらないブログです。

迎え方と初期費用

コーイケルホンディエの子犬の相場は30万〜50万円です。大変稀少な犬種なので、相場も高くなっています。

ブリーダーから迎える

コーイケルホンディエの迎え方でもっとも一般的な方法です。ブリーダーの数も少ないので、拠点が遠いなどの不都合も出てくることがあります。信頼できるブリーダーを見つけたらコンタクトを取り、両親の情報や兄弟との生活の様子などを詳しく聞いてから迎えると、一緒に暮らし始めたあとのギャップが最小限に抑えられます。

ペットショップから迎える

コーイケルホンディエがペットショップにいる可能性は限りなくゼロに近いです。もし出会えても、ショップは繁殖業者の顔が見えないことなどから他の迎え方と比べて信憑性に欠ける点もあります。子犬が小さすぎたりぐったりとしている場合は、倫理的な繁殖が行われなかった可能性を疑うなど、判断力が必要になってきます。

保護犬から迎える

新しく犬を家族に迎えるこを検討している方は、保護犬の募集サイトや譲渡会を訪れてみてはいかがでしょうか。個性豊かな雑種を含めた様々な犬種と出会うことができます。また、ペットショップではあまり出会えない成犬も多いので、子犬の姿だけをみて将来どれほどの大きさに成長するか想像がつかない方はギャップが少ない成犬を迎えることをおすすめします。

より深い知識を持って迎えたい稀少犬種

コーイケルホンディエは明るく朗らかで人が一緒に暮らしやすい犬種です。数が少ないためにかかりやすい病気があるとは残酷なようにも思えますが、現在では専門家によってちゃんと注意を払って繁殖されています。そのため一般家庭で「可愛いから。赤ちゃんが見たいから。」と気軽に交配させることは避けましょう。コントロールすることも、頭数を増やすための一つの方法なのです。

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参照:JKC
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