
ウェルシュテリアは、黒と茶色の毛色で針金のような硬い毛質が特徴的な犬種です。もともとは狩猟犬として活躍してきました。飼い主には従順ですが、気が強い一面があるため、しつけは根気強く教える必要があります。今回はウェルシュテリアの飼い方やしつけ、似ている犬種「エアデールテリア」との違いなどを紹介します。
目次
ウェルシュテリアの基礎知識
| 英語表記 | Welsh Terrier |
|---|---|
| 原産国 | イギリス |
| サイズ | 中型犬 |
| 体高 | 36〜39cm |
| 体重 | 9〜10kg前後 |
| 寿命 | 14歳前後 |
ウェルシュテリアはテリアのグループ属している犬種で、名前は生まれた場所であるウェールズから付けられました。
ウェルシュテリアの歴史
ウェルシュテリアはイギリス原産で、1760年代に北ウェールズで生まれた犬種です。祖先犬は、古代の犬種ブラック・アンド・タン・テリアやオールド・イングリッシュ・ブロークンという黒地に褐色のぶちのあるテリアだと考えられています。
もともとキツネやアナグマ、カワウソなど狩猟犬として活躍していました。
1888年にアメリカの血統書団体アメリカンケンネルクラブに正式に認められ、その毛色は100年以上前から現在も変わっていないそうです。
ウェルシュテリアの大きさや寿命
ウェルシュテリアの体重は9~10kgほどで、体高は36~39cmほどです。寿命は14年前後といわれています。ウェルシュテリアの毛色
ウェルシュテリアの主な毛色はブラック&タンです。ブラック&タン
ウェルシュテリアの性格や特徴
ウェルシュテリアは友好的で物怖じしない性格をしています。従順で愛情深い犬種ですが、テリア気質という言葉があるように、とても活発で頑固な一面もあります。全体的にバランスの取れた体型をしています。被毛は針金のように硬いオーバーコートが特徴的です
ウェルシュテリアの育て方
ウェルシュテリアは寒さに強く、暑さに弱い犬種です。夏季では室温だけでなく湿度など熱中症の配慮も必要です。また、運動量の必要な犬種ですので散歩はもちろん、頭を使わせる遊びなども取り入れるといでしょう。
ウェルシュテリアのしつけ方
「おいで」や「伏せ」「待て」など落ち着くためのしつけをしておきましょう。これらはとても大切なしつけでもあります。「リードをうっかり離してしまった」「遊んでいたボールが車道に出てしまった」などの危険な場面でも、その場で「待てと言ったら止まってくれる」「おいでと呼べば戻って来てくる」などが、できれば最悪の事態を防ぐことができます。
ウェルシュテリアのお手入れ・カット
ウェルシュテリアは針金のような被毛をしています。その被毛を保つためにはプラッキングと呼ばれる、トリミングが必要です。トリミングの仕方では毛質が変わることがあるため、トリマーさんとよく相談してからお願いしましょう。
ウェルシュテリアの体型・体重管理
健康な毎日を過ごすためには、適切な体型・体重を保つことが欠かせません。定期的に体重を量ることは重要ですが、適正体重は成長とともに変化します。同時に「ボディ・コンディション・スコア」(BCS)という評価指標を利用することで適正な体型・体重を維持することができます。
参照:『飼い主のためのペットフード・ガイドライン』(環境省)
ウェルシュテリアがかかりやすい病気
ウェルシュテリアは「皮膚炎」や「外耳炎」になりやすい犬種です。普段から「かゆがっていないか」「発疹はないか」など観察しましょう。また、関節の病気である「膝蓋骨脱臼」や、目の病気である「白内障」、瞼が内側にめくれ角膜に刺激を与え炎症が起きる「眼瞼内反症」(逆さまつ毛)にも注意が必要です。
ウェルシュテリアに似ている犬種
ウェルシュテリアと非常によく似ている「エアデールテリア」という犬種がいます。
姿も毛色も変わりませんが、一番の見分け方は大きさです。
エアデールテリアはテリアの中で最も大きいといわれているほど大きく、体高が56~61cmもあります。対して、ウェルシュテリアは体高36~39cmしかありません。
また「ウェルシュテリア」と「エアデールテリア」はルーツが異なります。
エアデールテリアはもともとヨークシャー地方にいた大型のテリアに、オッターハウンドという犬種が交配され、さらにアイリッシュテリアなどとも交配されたと考えられています。
ウェルシュテリアの迎え方
一度家族に迎えたら、子犬から老犬になっても大切に、命に責任を持ちましょう。白髪も生えれば、病気にもかかるかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないことを踏まえ、もう一度考えた上で迎えることを検討してください。
保護犬から迎える

保護され、里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。PETOKOTO代表・大久保の愛犬コルクも、もともと足が内股という理由でペットショップの競り市で捨てられていた元保護犬でした。
ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。
OMUSUBIで保護犬猫を探す
ブリーダーから迎える
好きな毛色や、血統など気にするのであれば、信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、飼う上でのアドバイスも直接聞くことができます。
ペットショップから迎える
あまりペットショップでは見かけない犬種です。地域やショップによってはいることもありますので事前に確認することをオススメします。月齢やペットショップによって大きく異なりますが、ウェルシュテリアの一般的な価格の相場は20〜30万円ほどです。
ウェルシュテリアと楽しい暮らしを!
頭もよく運動能力の高いウェルッシュテリアを満足させるには、散歩だけではちょっと足りないかもしれません。一緒に楽しむことのできるドッグスポーツや、家でも頭を使うゲームを取り入れることをオススメします。
参考文献
非常時の備えにも!おいしく長期常温保存できるウェットタイプ
お出かけやもしもの備えにもおすすめなのが、ペトコトフーズの「常温ウェット」シリーズ。保存料無添加ながらレトルト加工により、常温で約2年間保存可能な総合栄養食です。
チキン・ビーフ・ポーク・フィッシュの4種類があり、すべて国産の良質でフレッシュな食材を使用。食いつき抜群で、子犬からシニア犬まで主食にもトッピングにも使えます。
ポイント
保存料不使用なのに常温で2年間保存できる安心設計
獣医師監修・ヒューマングレードの自然食材のみを使用
フレッシュな食材の香りと旨みが広がるから食いつき抜群!
皮膚や被毛の健康をサポートするオメガ脂肪酸、腸内環境に働きかけるシールド乳酸菌・ビフィズス菌・オリゴ糖など、健康を支える成分もたっぷり。旅先の携帯食としても、防災リュックに常備しても、安心できる1品です。
愛犬のごはんは素材の旨味と栄養が詰まったフレッシュフードがおすすめ
ペトコトフーズの冷凍フレッシュフードは、素材本来の旨味や香りが楽しめるように、低温スチーム加熱で丁寧に調理し、急速冷凍で鮮度をそのまま閉じ込めた、保存料・添加物不使用の総合栄養食です。
グルテン・グレインフリーかつ、新鮮な国産肉や野菜を10種類以上使用。愛犬の健康を考えて開発された「フレッシュフード」で、毎日の主食やトッピングにも活用できます。
ポイント
偏食・少食だった愛犬が食べてくれたと好評
涙やけや毛艶の改善を感じたという声も多数
水分量約70%で水分補給・便秘・尿石症対策にもおすすめ
暑い季節は半解凍で与えると、体を冷やしながら水分補給できるため熱中症対策にもおすすめですよ。
※お腹が弱いワンちゃんには、しっかり解凍してから与えるようにしてください。
\【初めての方へ】今なら78%オフ!970円でお試し/