
犬は小麦粉を食べても大丈夫? アレルギーや肥満に注意
小麦粉は、ご存じの通り小麦を引いて作った穀粉です。犬が食べても大丈夫な食材で、ドッグフードに使われていることもあります。しかし、小麦粉は犬が必ずしも食べなければいけない食材ではなく、中には小麦粉を食べることで不調をきたす犬もいます。なぜ犬に小麦粉を与えることをおすすめしないのか、その理由を紹介します。
犬に小麦粉を与えるべきでない理由

アレルギー
小麦粉は人間の場合と同様、犬にとってもアレルゲンになりやすい食材です。小麦粉には、グルテンというタンパク質が含まれていますが、このグルテンを消化・吸収することができない犬にアレルギー症状が現れます。食物アレルギーの場合、食べてすぐに反応する場合もあれば、1カ月後にアレルギー症状を発症することもあるので、初めて与える際にはいつ、どのくらい与えたかを記録しておくと獣医さんにも相談しやすいでしょう。また、もともとアレルギーがなくても、継続的に与えることでアレルギー症状が現れることもあります。
犬が小麦粉を含む食品を食べて、嘔吐や下痢、目の充血といった症状が出た場合、アレルギーの可能性があるため、速やかに獣医師に相談してください。
肥満
小麦粉の主成分は炭水化物で、食べた後の血糖値が上がるスピードが早い高GI食品です。高GI食品は、低GI食品よりも肥満や体調不良などの原因になりやすいとされています。肥満の原因になりやすい理由は、血糖値が上がってインスリンが過剰に分泌されると、糖が脂肪としてため込まれてしまうためです。パンやうどんなど加工品は食べても大丈夫?

パン
大好きな食パンや菓子パンを一切れ、愛犬にもおすそわけ、といいたいところですが、市販されている人間用のパンを犬に与えることはやめておきましょう。私たちが口にするパンは、小麦粉のほか、添加物や食塩などが含まれています。中には、玉ねぎやスパイスなど犬が食べると危険な食材が使われていることもあります。犬にパンを与えるなら、犬用のパンを用意しましょう。うどん
アレルギーや与え方に気を付ければ、犬にうどんを食べさせても大丈夫です。しかし、うどんの原材料は、小麦粉(薄力粉)、水、塩とシンプルで、犬に必要な栄養素がほとんど含まれていません。犬にうどんを与えるときは主食としてではなく、あくまでもおやつ程度に味付けしていないものを少量だけにしておきましょう。クッキー
私たちが口にするクッキーには、小麦粉のほか、卵やバター、塩、砂糖などさまざまな食材が使われています。卵やバターは小麦粉同様、アレルギーに注意する必要があり、またバターや砂糖は肥満の原因になるため、人用のクッキーを犬に与えることはやめておきましょう。クッキーを犬に与えるときは、犬用のクッキーを用意しましょう。片栗粉や米粉も少量ならOK
同じ粉でも、片栗粉や米粉は犬に与えても良いのでしょうか。片栗粉はジャガイモのでんぷんから、米粉はその名の通り米を製粉したものです。もちろん、どちらもアレルギーなどの心配はあり、与え過ぎはNGですが、少量であれば犬が食べても問題ありません。小麦粉にアレルギーがある犬に手作りおやつを作りたいとき、小麦粉の代わりに片栗粉や米粉を使うのも一つの手です。まとめ

アレルギー・肥満の原因となるため、犬に与えるのはおすすめできない
犬用のパンやクッキーなどを、少量与える程度にして

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