ビーグルはどんな性格?毛色・寿命・ケア・しつけ方などをトレーナーが解説
ビーグルはスヌーピーのモデルになった犬種として有名です。猟犬としてウサギ狩りなどで活躍していたビーグルですが、どんな犬種なのでしょうか。性格や毛色、しつけ方など、ビーグルについて紹介します!
目次 [開く]
ビーグルの基礎知識
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英語表記 | Beagle |
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原産国 | イギリス |
サイズ | 中型 |
体高 | 33~40cm |
体重 | 約7~12kg |
寿命 | 約12〜15年 |
原産地はイギリスで、ハウンド(獣猟犬)の中で最も小さい犬種です。
ビーグルの歴史
ビーグルの歴史は古く、紀元前からギリシャでウサギ狩りに用いられていたハウンドの子孫だと考えられています。嗅覚に優れたブラッド・ハウンドという犬種の血が入っているといわれており、その能力を生かして現在では検疫探知犬として空港で活躍しています。ビーグルの特徴
ビーグルは体力があり、活動的なので毎日の運動や遊びが必要です。嗅覚が優れているので、日々の遊びの中で鼻を使った遊びを取り入れると、元猟犬としての欲求が満たされます。運動量が足りないとストレスがたまり問題行動につながってしまうこともあります。性格も加味し、愛犬にあった運動を心がけてあげましょう。
ビーグルの体の特徴
ビーグルは猟犬だったので、小さい体でも適度な筋肉が美しい犬種です。後ろ足は優れた推進力を発揮し、運動が好きです。生まれた頃は真っ黒だった鼻は、成長とともにピンクがかった茶色になることが多いです。ビーグルの子犬の頃

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飼い主さんのコメント
ビーグルはとても人懐っこくて元気な犬です! 元気がよすぎて散歩しに外に出した瞬間爆走するのでランニングシューズ必須です。笑 まだ4ヶ月ですが人間が追いつくのに必死になるほど走り回ります…。運動が苦手な方はちょっと難しいかもしれません。あと、とても寂しがりやさんなので外出する時は結構吠えます。2人とも夜まで仕事で帰れないので寂しい思いをさせているのかもしれません。帰ったらうんちまみれになっていることが多いです。笑
よく食べてよく運動する犬なので、外で遊ぶことが好きな方には向いていると思います! 本当は朝夕しっかり散歩が出来ると良いのですが…。疲れて寝るときは、甘えて人間とくっついて寝ることが好きです。顔の目の前にお尻があるときもありますがかわいいので許します。笑 遊ぶことが大好きなので、休みの日はなるべく家にいるようにして長めに散歩に出かけるようにしています!(lemon.1205さん)
イングリッシュビーグルとアメリカンビーグルの違い
ビーグルは種類による大きな違いはありませんが、イギリスで繁殖されていたビーグルを「イングリッシュ・ビーグル」、イギリスから輸入されアメリカで繁殖されるようになったビーグルを「アメリカン・ビーグル」と呼ぶことがあります。各国のケネルクラブにおけるスタンダード(犬種標準)の表現が異なるため多少の違いがあります。イングリッシュビーグルのほうがしっぽが長く、アメリカンビーグルのほうが短く太い傾向にありますが、明確な違いではありません。
イングリッシュビーグル

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アメリカンビーグル

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ビーグルと薩摩ビーグルの違い



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薩摩ビーグルは、明治時代に日本に持ち込まれたビーグルやバセットハウンドなどが薩摩犬と交配して生まれた狩猟犬です。薩摩は鹿児島県の西部地域を指します。ビーグルの名が付くものの、交配が進み外見はバセットハウンドに似ています。
※参照:日本狩猟犬「サツマビーグル」の郷
ビーグルの毛色
基本的に「ハウンドカラー」と呼ばれる白地に黒と褐色の斑がる毛色がビーグルとして認められています。最近では2色のカラーのバリエーションも増えているようで「レモンホワイト」や「オレンジホワイト」「レッドホワイト」などが人気のようです。ハウンドカラー(ブラックタン&ホワイト)

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黒・茶・白の3色の毛色が最も一般的で、「トライカラー」「ブラックタン&ホワイト」と呼ばれることもあります。
レモンホワイト

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レッドホワイトよりも色が薄いのが特徴。レモンホワイトの中でも濃淡の違いが見られます。
飼い主さんのコメント
ビーグルは簡単に言うと、食欲旺盛な明るい性格の頑固者の犬です! 食欲旺盛なので、拾い食いで悩む方も多いと思います。明るい性格は色んなワンちゃんと仲良く出来る子が多いからだとおもいます。ウチのレモンカラーのくるみは、誰でも遊べませんが、ブラックタンのかりんは大きい子でも遊んじゃいます! でも、個体差は出ます。運動量が多いので、散歩は長め2回(ウチの平均は40分〜1時間です)。めちゃくちゃ走るので、これからの季節熱中症になり易いのも注意が必要かと思います。(kurumi_karin_mamさん)
ビーグルの性格
ビーグルは猟犬としての歴史は長いのですが、同時に人や仲間の犬たちと一緒に生活してきたので、コミュニケーションをとるのが上手です。独立心は旺盛ですが、人や犬に対しても比較的穏やかで素直な性格をしています。ビーグルの育て方
ビーグルのしつけ方
ビーグルは穏やかな性格ではありますが、かつては猟犬だったので、「吠え」と「噛み」についてのしつけはしっかりとする必要があります。遊んで欲しい、ごはんが欲しいといった時に吠えるいわゆる「要求吠え」に応えてしまうと、「吠え癖」になりやすくなってしまいます。「噛み癖」についても子犬の時の甘噛みから止めさせ、噛んでも良いもので遊ぶようにしましょう。ビーグルのしつけ方について、ドッグトレーナーの西岡先生に解説していただきましたので、関連記事もぜひ参考にしてみてください。
関連記事
ビーグルのカットやケア
ビーグルは基本的に短毛なので、毎日のブラッシングで大丈夫です。トリミングサロンでのカットが必要な犬種ではありませんが、爪切りと肛門線絞りは毎月行うようにしましょう。ビーグルとよく似た犬種
ハウンドの中には見た目がビーグルによく似た犬種がいます。知らない人がみたら「大きなビーグル」と思うかもしれません。ビーグルよりも大きいのが「ハリア」さらに大きいのが「アメリカン・フォックスハウンド」です。どちらもビーグルと同じ容姿をしています。ビーグルの迎え方
好きな毛色や、血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、飼う上でのアドバイスも直接聞くことができます。価格/値段
一般的な価格は20万円ほどで、毛質の種類やカラーによって値段が変わります。保護犬から迎える
保護され新しく里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。ペトことの姉妹サイトである保護犬・保護猫のマッチングサイト「OMUSUBI」には多くの家族を待つ犬や猫がいます。ぜひ保護犬から迎える選択肢も考えてみてくださいね!
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