
ゴールデンレトリーバーはその名の通り黄金色(ゴールドもしくはクリーム)のきれいな毛並みと、優しい表情が人気の犬種です。本稿ではゴールデンレトリーバーの性格や毛色などの基礎知識から、病気、しつけ方などを解説します。
ゴールデンレトリーバーの基礎知識

| 英語表記 | GOLDEN RETRIEVER |
|---|---|
| 原産国 | イギリス |
| サイズ | 大型犬 |
| 体高 | 55~60cm前後 |
| 体重 | 27~36kg前後 |
| 寿命 | 10~12年歳 |
ゴールデンレトリーバーの歴史
ゴールデンレトリーバーの原産はイギリスですが、詳しい歴史はわかっていません。ジャパンケンネルクラブ(JKC)によると「セター」や「ウェービーコーテッド・レトリーバー」などとの混血による犬が祖先犬だったと考えるのが自然であり、トゥイードマウス卿が1865年に購入したウェービー・コーテッド・レトリーバーから生まれた黄色の子犬が始祖となったといわれているそうです。
しかし近年では「ツイード・ウォータードッグ・スパニエル」と細身の「ニューファンドランド」が交配されたという説も出てきています。
ゴールデンレトリーバーの分類
ゴールデンレトリーバーは「ガンドッグ」という分類に属する犬種です。ガンドッグとは鳥を追い立てたり、獲物のいる場所を知らせたり、ハンターが撃ち落した獲物を回収したりするなど、銃を使った猟に利用されていた犬のことをいいます。
こうした狩猟犬は、英語で「回収する」という意味の「レトリーブ(Retrieve)」からレトリーバー種とも呼ばれます。

「ゴールデンレトリーバー」と「ゴールデンレトリバー」どっちが正しい?
Golden Retrieverは日本語で発音する際に「ゴールデンレトリーバー」と「ゴールデンレトリバー」と二つの呼び名がありますが、どちらも正しい呼び方です。ジャパンケネルクラブでは「ゴールデンレトリーバー」としていますので、本稿では「レトリーバー」として紹介します。
参照:一般財団法人「ジャパンケンネルクラブ」
ゴールデンレトリーバーの種類
特徴的な違いは毛色で「アメリカンゴールデンレトリーバー」はゴールドやクリームの毛色に対して「イングリッシュゴールデンレトリーバー」は全体的に白い毛色なのが特徴です。
日本ではよく見られるゴールデンレトリーバーは「アメリカンゴールデンレトリーバー」です。
ゴールデンレトリーバーの毛色

ジャパンケンネルクラブによると、ゴールデンレトリーバーの毛色のスタンダードは「ゴールド」または「クリーム」の色調です。
わずかに見られる「ホワイト」は胸にだけ許容されています。
ゴールデンレトリーバーの性格と特徴

きれいなゴールドの毛並みが特徴的なゴールデンレトリーバーは、温厚で優しい性格をしています。
賢く、社会性が高いため、補助犬やセラピー犬として活躍している犬種でもあります。
また、水鳥の猟犬として活躍していたため、水遊びを好みやすいです。体を動かすことが大好きなので、運度不足にならないように、十分に散歩時間をつくって運動量を確保してあげましょう。
ゴールデンレトリーバーの育て方
運動量も必要な犬種ですので、室内で遊ぶだけでなく1日2回は散歩に連れていき、運動させてあげることで運動不足やストレス発散にもなります。
ゴールデンを飼う注意点は、とにかく力が強い犬なので、きちんと躾をしておくことと、お散歩中は油断しないということです。人間1人くらいなら、一瞬で引き倒す馬鹿力があります。他には、毛が大量に抜けるので、ブラッシングと抜け毛の掃除が必須です。
食欲旺盛なので、肥満になりがち。家族全員の協力が大切です。
暑さに弱いので、屋外で飼うことは無理です。日常で気をつけたいこととしては、皮膚が弱く、足の指の間が蒸れて炎症を起こしたり、外耳炎にかかりやすいこと。
性格は、賢く優しく、人間が大好き。家族の心に寄り添い、気持ちを一瞬で察する能力がある。人間の言葉を理解できる。まるで人間のような犬です。(aloha.keipさん)
ゴールデンレトリーバーのしつけ
ゴールデンレトリーバーは賢い犬種ではありますが、子犬のころからしつけていく必要があります。「吠え」や「咬みつき」はしにくい犬種ですが、子犬のときの甘噛みから止めさせ、咬んでもいいおもちゃを用意してあげましょう。
ゴールデンレトリーバーのお手入れ・ケア

ゴールデンレトリーバーはトリミング犬種ではないため、カットしなくても良い犬種です。
ただし、毛が多く抜ける犬種のため、毎日のブラッシングやグルーミングを心がけましょう。
ゴールデンレトリーバーは暑さに弱い
ゴールデンレトリーバーは毛が二層になっているダブルコートの犬種です。寒さには比較的強いのですが、暑さは苦手です。
気温や湿度が高くなる夏は熱中症のリスクが高くなるので、十分に注意しましょう。
ゴールデンレトリーバーの体型・体重管理
健康な毎日を過ごすためには、適切な体型・体重を保つことが欠かせません。定期的に体重を量ることは重要ですが、適正体重は成長とともに変化します。同時に「ボディ・コンディション・スコア」(BCS)という評価指標を利用することで適正な体型・体重を維持することができます。
PETOKOTOのYouTubeチャンネルでは獣医師の佐藤先生が体重の測り方やボディコンディションスコアの確認方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ゴールデンレトリーバーがごはんを食べない場合の対処法
ゴールデンレトリーバーがごはんを食べない場合、原因として「1. 病気」「2. 老化」「3. 食事量が多すぎる」「4. 運動量が少ない」「5. わがまま(偏食)」「6. ごはんが美味しくない」「7. 食事に集中できない」という7つが考えられます。ゴールデンレトリーバーと赤ちゃんの組み合わせは要注意
ゴールデンレトリーバーは従順で温厚だとされている犬種ですが、過去には人間の赤ちゃんを咬み、失血死させた事件が起きています。ただ、犬による死亡事故というのは攻撃性のある犬種に限ったことではありません。「大人しい犬」「小さい犬」だから大丈夫とは思わないほうが良いでしょう。
ゴールデンレトリーバーも大人しい犬種ではありますが、元は猟犬です。動くものに興味が湧くのは本能ですから、赤ちゃんのハイハイする動きが引き金になったとも考えられています。
赤ちゃんや子供、年配の方がいる家庭では特にしつけや、人間側の対策を考えるようにしましょう。
ゴールデンレトリーバーがかかりやすい病気

タウリン欠乏になると、拡張型心筋症にかかりやすいともいわれています。
そのほか大型犬に多く見られる「股関節形成不全」や「胃拡張・胃捻転」「皮膚病」や「白内障」、垂れ耳の犬に多い「外耳炎」も気をつけたい病気です。
関節疾患になると車椅子や歩けなくなる恐れがあるため、若い頃からサプリなどでケアしておくことが大切です。
ゴールデンレトリーバーの迎え方

白髪も生えれば、病気にもかかるかもしれません。お金がかかるのは家族に迎える時だけではないことを踏まえ、もう一度考えた上で迎えることを検討してください。
保護犬から迎える

保護され、里親を探している犬は雑種だけでなく、血統書のある犬も多くいます。PETOKOTO代表・大久保の愛犬コルクも、もともと足が内股という理由でペットショップの競り市で捨てられていた元保護犬でした。
ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。
ブリーダーから迎える
好きな毛色や、血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。実際に見学に行き、どんな環境で飼育されているのかを確認することも必要ですが、飼う上でのアドバイスも直接聞くことができます。
ペットショップから迎える
ゴールデンレトリーバーの一般的な価格の相場は15~30万円ほどですが、店舗や月齢によって値段は変わってきます。ペットショップでは生後2~3カ月ごろの販売が多く、4カ月を過ぎてくると値段がだんだんと下がってくることがほとんどです。
まとめ
川で一緒にボール投げをしたり、河原でBBQをするのも良いですね。
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