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愛犬の夏の過ごし方はどうする?暑さ対策や夏のお出かけの楽しみ方など紹介
犬は人間より暑さに弱く、夏は熱中症ややけど、夏バテなどのリスクが高まります。室内での暑さ対策やエアコンの使い方を見直し、夏も快適に過ごせるよう、夏に注意したいトラブルや愛犬のための暑さ対策などを紹介します。暑い夏でも愛犬と楽しく過ごすために、注意点を確認してしっかりと対策をしましょう。
夏に注意したい犬のトラブル
夏に注意したい犬のトラブルとして、以下の6点が挙げられます。
- 熱中症
- 夏バテ
- 熱傷(やけど)
- 車内放置は絶対にNG
- サマーカット
- 留守番
熱中症
犬の熱中症は室内・室外どちらでも起こります。
室内の場合、犬は自分の体温調整をするために適切な場所へと移動しますが、ケージ・サークルに入れっぱなしや、締め切られた部屋ではその体温調整も難しくなります。
そのほか、夏の熱中症事故が多いのは「車内」です。旅行中の休憩で、ほんの5分と思っていてもその5分が命取りになってしまうこともあります。
夏バテ
犬の夏バテサインは「下痢」や「嘔吐」など目に見えて分かる症状もあれば「なんとなく元気がない」という分かりづらい症状もあります。
犬は言葉で自分の体調を訴えることができず、基本的に我慢強い生き物です。そのため、なんだかいつもと様子が異なるようであれば、早めに動物病院へ連れて行きましょう。
熱傷(やけど)
夏場の地面は60度を超えるほどの高温になることがあります。そのため、散歩中に犬の肉球がやけどし、裂けたりめくれたりする恐れがあります。
靴を履く習慣がない犬にとって、地面の熱を直接受けるのは非常に負担です。散歩の前には必ず飼い主が手で地面の温度を確認してあげましょう。
最近では犬用の靴も市販されていますが、熱傷だけでなく熱中症のリスクもあるため、早朝や日没後など、地面の温度が下がった時間帯に散歩するのが理想です。
車内放置は絶対にNG
犬の車内放置は夏に限らず危険です。春先の快適な気温でも、車内は短時間で高温になります。
「少し窓を開けているから大丈夫」「たった5分だけ」「今日はそんなに暑くない」——その油断が、楽しい旅行を悲劇に変えてしまうかもしれません。
犬は人間よりも体温調節が苦手なため、短時間の外出でも車内に残すのは避けましょう。
サマーカット
柴犬やポメラニアンなどのグルーミング犬種では、暑そうだからと安易にサマーカットするのは避けたほうがよい場合があります。
犬は季節に応じた被毛に自然に生え変わります。夏にはアンダーコートが抜けて涼しくなる構造になっています。しかし、サマーカットをしてしまうと体温調節がしづらくなり、皮膚が紫外線や草などに直接さらされてしまうため、皮膚病や炎症の原因になることもあります。
また、バリカンを使ったことで毛質が変わってしまうこともあります。サマーカットを検討する際は、事前にトリマーに相談するようにしましょう。
留守番
留守番中にエアコン(クーラー)をつけていても、必ずしも安全とは限りません。
体温調節が苦手な犬にとって、冷えすぎた室内もストレスになります。締め切った空間ではなく、家の中に涼しい場所と暖かい場所の両方を用意してあげるのが理想です。
さらに、夏は台風やゲリラ豪雨による停電のリスクもあります。エアコンが止まってしまうと、室内が蒸し風呂状態となり、命に関わる危険性も。
外出前には停電時の対策をしっかりと行い、犬が安全に留守番できる環境を整えてあげてください。
夏の暑さに弱い犬の特徴

犬は一般的に暑さに弱い動物ですが、なかでも特に夏に注意すべき特徴が以下の7つです。
該当する項目が多いほど熱中症のリスクが高まります。1つでも当てはまる場合は、十分な配慮が必要です。
- 短頭種
- ダブルコートの長毛種
- 寒冷地出身の犬種
- 肥満気味
- 持病がある
- 短足
- 子犬やシニア犬(老犬)
短頭種
「ペキニーズ」「パグ」「ブルドッグ」「シーズー」などの短頭種は、熱中症になりやすいため特に注意が必要です。
その理由は主に2つあります。1つは「鼻腔が狭く、呼吸がしづらい」こと。もう1つは「興奮しやすく呼吸が早くなる傾向がある」ことです。
犬は呼吸によって体温を調整するため、呼吸がうまくできないと体温が下がりにくくなります。
ダブルコートの長毛種
「ゴールデンレトリバー」や「シェットランドシープドッグ」などのダブルコートかつ長毛種は、暑さに弱いとされています。
ダブルコートは、外側の「上毛(オーバーコート)」と内側の「下毛(アンダーコート)」からなる二重構造で、寒さに強い反面、熱がこもりやすい特徴があります。
換毛期にはアンダーコートが自然に抜けますが、完全には抜けきらないことも多いため、毎日のブラッシングでこまめに抜け毛を取り除いてあげることが大切です。
寒冷地出身の犬種
「セントバーナード」「シベリアンハスキー」「グレートピレニーズ」などの寒冷地原産の犬種は、厳しい寒さに適応するよう品種改良されているため、暑さに弱い傾向があります。これらの犬種は体格が大きく、被毛も厚いため、熱がこもりやすくなります。
肥満気味
肥満傾向にある犬も、暑さに注意が必要です。脂肪は体内に熱を閉じ込めやすく、心臓や呼吸器への負担を増大させます。
また、脂肪によって気道が狭くなり、呼吸がしづらくなることもあります。
運動機能の低下や健康寿命の短縮につながるため、適切なダイエットを心がけましょう。
持病がある
心臓病や呼吸器系の病気、脱水症状などを抱えている犬は、呼吸が浅くなりやすく、体内に熱を溜めやすくなります。
持病のある犬は、特に涼しい環境の確保と体調のこまめな観察が重要です。
短足
「ダックスフンド」や「コーギー」などの短足犬種は、地面との距離が近いため、路面からの熱を受けやすくなります。
日陰を選んで散歩し、こまめに水分補給を行うなどの配慮が必要です。
子犬やシニア犬(老犬)
子犬は体温調節機能が未熟なため、夏の暑さに弱く注意が必要です。
シニア犬は加齢により気温の変化に対応する力が弱まっており、特に注意が必要です。
一度の体調不良が命に関わることもあるため、室温や湿度の管理を徹底し、体調の変化に敏感になってあげましょう。
愛犬のための暑さ対策

犬の暑さ対策は、1つの方法だけでは不十分です。状況に応じて複数の対策を組み合わせる必要があります。
扇風機や窓の開放だけでは空気の循環が不十分なこともありますし、エアコンをつけていても部屋の冷えすぎや湿度の問題が残ることも。愛犬にとって快適な環境を整えるには、いくつかの工夫を組み合わせることが大切です。
最近では暑さ対策グッズも豊富にありますので、愛犬の性格や体調に合わせて選びましょう。
部屋を移動できるようにする
犬が自分で過ごしやすい場所を選べるように、複数の部屋を自由に行き来できる環境を整えましょう。
例えば、エアコンが効いた部屋と風通しのよい部屋の間にのれんやカーテンを設置し、ドアを開放しておくことで、犬が暑すぎたり寒すぎたりしたときに自分で移動できるようになります。
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日差しの影響を受けない部屋づくり
「家の向き」「部屋の場所」「窓の位置」によって、室内の温度は大きく変わります。
愛犬の過ごす部屋は西日が当たりにくい場所を選ぶようにしましょう。また、窓に遮熱シートや遮熱カーテンを使ったり、植物を使った「緑のカーテン」を設置したりすることで、室温の上昇を防げます。
さらに、同じ部屋の中でもフローリングなど冷たい場所と、犬用のベッドや毛布など冷えすぎない場所を用意してあげると、愛犬が自ら快適な場所を選んで体温調節できるようになります。
冷却グッズを使用する
冷却グッズには、アルミプレートや保冷剤を使ったマットなどさまざまなタイプがあります。
冷却バンダナや夏用の犬用ウェアなどは外出時にも使えるため、夏の散歩やお出かけ時の暑さ対策として便利です。
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愛犬との夏の楽しみ方

夏の休暇には、愛犬を連れて遠出したいと考えている方も多いはず。今年の夏は、愛犬と一緒に楽しい思い出をつくってみてはいかがですか?
愛犬とのグランピングで一味違う夏
犬と一緒に泊まれるキャンプサイトも徐々に増え、最近ではテント設備の快適さや交通利便性など、さまざまな好条件がそろっているグランピングも人気です。
グランピングは基本的にサービス提供側がテントや快適な寝具などをそろえてくれます。
快適な環境の中、テントに落ちる雨音や川のせせらぎ、早朝の緑の香りを愛犬と一緒に堪能してみてはいかがでしょうか。
愛犬と楽しむ水遊び
暑い時期のお出かけは犬が一緒だと躊躇してしまいがちですが、水遊びなら犬も飼い主さんも一緒に楽しむことができます。
山に流れる川の水は想像よりも冷たくとっても気持ちがいいですし、プール付きのドッグランもおすすめです。
天候に左右されない室内ドッグラン
暑さに弱い犬でも、室内で寝ているだけでは体がなまってしまうため、定期的に全力で遊ばせてあげましょう。
暑い日や雨の日でも気にせず使用できる室内ドッグランは最適です。
貸切できる施設や、夏の陽気も感じられるテラス付きの施設などさまざまなドッグランがあるので、ぜひ行ってみたいところを探してみてくださいね。
愛犬とのお出かけにおすすめなごはん

キャンプやお泊り旅行などのお出かけの楽しみといえば、おいしいごはん。せっかくなら、愛犬にもおいしい食事を用意してあげませんか?
レトルトパウチのペトコトフーズなら、フレッシュな食材を使用しながら常温で保存できるドッグフードです。持ち運びにも便利なので、アウトドアや旅行にもぴったり。
常温で2年間保存可能なため、防災用の備蓄ごはんとしてもおすすめです。
愛犬との楽しいお出かけに、ぜひご活用ください。
公式HPを見るまとめ
愛犬と過ごす夏。
「室内だから」「夜だから」「少しの間だから」と油断せず、万全の対策をして、愛犬との楽しい思い出をつくりましょう!
愛犬・愛猫のもしもの時に備えていますか?
ペットも突然病気やケガをすることがあり、その際には高額な治療費がかかることがあります。そんな時に役立つ保険の一例が、ペトコト保険です。
ペトコト保険は、OMUSUBIの運営や登録保護団体への寄付・支援にも活用されており、保護犬・保護猫の未来を守る取り組みにもつながっています。
大切な家族のために、どんな選択肢があるのか知っておくことも重要です。
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