
愛犬と自然の中で過ごすキャンプは、日々のストレスから開放されるだけでなく、愛犬との絆も深まります。本稿では、サークルやリードなどキャンプ向けのグッズや持ち物、関東をはじめ全国のおすすめキャンプ場など、愛犬とのキャンプを楽しむハウツーを紹介します。ノーリードで遊べるドッグラン付きのキャンプ場もありますよ。
犬とのキャンプが良い理由
ペトコトの専門家ライターであり、ドッグトレーナーの西岡先生に「犬とキャンプをする良さ」と「注意点」を聞きました。
飼い主との絆づくり
自然で遊ぶことは、犬と飼い主との絆づくりになります。共に楽しむことで、いつもはできないコミュニケーションになり、しつけやトレーニングにもつながります。
ストレス発散
犬を室内で飼う人が増え、散歩をしてもアスファルト道を歩くような環境であり、本能的にも犬のストレスになると考えられています。地面が土や草の公園やドッグランに行ったり、1日中、自然の中でキャンプをしたりすることはとても良いことです。
自然の中で思いきり走ることで、日頃から溜まっているフラストレーションを発散することができます。吠えや噛みつきはそうした欲求不満からくるものが多いともいわれています。人中心で犬が生活する時代ですが、さらに共生できる環境づくりのためには人が努力することが必要かもしれません。
体と脳のトレーニング
犬は嗅覚が優れています。散歩をしていてもクンクンしていますよね。自然の中で遊ぶことは、なによりの刺激になり、犬はとても楽しいのです。そのため、自然の緑や空気を吸うことで脳の活性化につながります。顔の表情も豊かになります。
また、草や土の上を走ることは心身共に健康的で足や腰など、関節にも良く、筋肉の活性化にも良いです。土や落ち葉の上は柔らかいので、シニア犬にも良いトレーニングになります。
臆病な犬は怖がり克服にも
普段は臆病な犬でも、自然で走り回ったり、他の犬や人と触れ合ったりすることで怖がり克服にも良いでしょう。
犬とのキャンプでの注意点(準備編)
出発前にやっておきたいことを2つ紹介します。
ワクチン接種を終えておく
自然の中では、ノミやダニなどの寄生虫や感染症にかかりやすいため、事前にノミ・ダニケアをしておきましょう。また、狂犬病や混合ワクチンの接種は終えておき、済票を必ず持って行くようにしましょう。キャンプ場によっては、チェックイン時に証明書の提示を求められることもあります。
清潔にしてからキャンプへ
犬好きだけが集まれば良いですが、もちろん犬が苦手な人もいれば、アレルギーのある人もいます。トリミング・シャンプー・ブラッシングなどで清潔にしてあげてから出かけるようにしましょう。
犬とのキャンプでの注意点(移動編)
移動手段ごとに気をつけたいことをまとめました。
車で行く場合
トイレや散歩、ごはんを済ませておく
車に乗る前にトイレや散歩、ごはんは済ませておきましょう。トイレは直前、ごはんは2時間ほど前が理想です。
クッションベッドを用意する
キャンプ場へ行くには凸凹道など安定感の悪い道を通ることもあり、車酔いをしてしまう犬もいます。そのため、クッションベッドを用意してあげると良いでしょう。
こまめに休憩をとる
パーキングなどでは外に出してトイレをさせてあげたり、最近だとドッグランがあるところもあるので休憩させてあげたり、愛犬にもリフレッシュさせてあげましょう。
愛犬を車で留守番させない
犬だけを車に乗せたまま留守にすることは絶対にNGです。同乗者がどちらかは車にいるようにしましょう。また、真夏でなくとも、熱中症になる可能性があるため、乗車時には冷却シートや窓を少し開けてあげるなど気を使ってあげましょう。
電車で行く場合
電車で行く場合、使用する路線の電車に犬が乗っても大丈夫か事前に確認するようにしましょう。また、初めての電車の場合は犬が驚いて吠えてしまうこともあるため、事前に慣れさせておくことも大切です。
電車に慣れさせる場合は、まずは一駅から実施し、うまくいったら次は二駅、三駅と少しずつ距離を伸ばしていくと良いでしょう。
犬とのキャンプでの注意点(現地編)
現地に着いてから気をつけたいことを4つ紹介します。
「誤飲」や「怪我」に気をつける
野生動物との遭遇もあり得るので、注意が必要です。森の木々や河川などの岩場での怪我も多いです。そして、キャンプ場やバーベキュー場では、食材や調味料の付いた串や皿などが落ちていることも多く、拾い食いをして誤飲事故につながることも。犬から目を離さないように注意しましょう。
「熱中症」や「低体温症」に気をつける
犬は夢中で遊んでしまうため、特に夏場などは知らずしらずのうちに水分や体力を奪われ熱中症になることも多いです。最悪の場合、死に至ることもあるため「定期的に休ませる時間」と「こまめな水分補給」を忘れずにしてあげましょう。
反対に、秋から春のキャンプでは朝晩の冷え込みで低体温症の心配が出てきます。地面からの冷気を防ぐコットやブランケット、寒さに弱い犬種なら服を用意しておくと安心です。
「迷子」にならないように
開放的になり、ノーリードにしてしまうことで迷子になるケースもあります。気を配っていてもテントを抜け出すなどもあり得ます。そのため、リードは常に付けるようにしましょう。
また「ハウス」や「呼び戻し」などのコマンドや興奮した時に落ち着かせるトレーニングを日頃からしておくようにしましょう。
周囲への配慮を忘れない
現地には、犬が苦手な人やアレルギーのある人、小さな子どものいる家族、愛犬と一緒に来ている人などもいるかもしれません。お互いに配慮を忘れずに、みんなが楽しく過ごせるようにしましょう。
犬とのキャンプで用意すべき持ち物
テントやチェア、クーラーボックスなど基本的なキャンプグッズの他に、愛犬用グッズとして、以下のグッズを持っていくといいでしょう。
- フードボウル・水飲み
- リード・ハーネス
- クレート・サークル
- ドッグアンカー
- ドッグコット・ベッド
- ブランケット
- トイレグッズ(シート・うんち袋)
- おもちゃ
- 防寒服
- 狂犬病・混合ワクチンの証明書
また、泥で汚れてしまった時のために「ウエットティッシュ」を持って行ったり、大自然で走り回らせてあげるために「伸縮性・ロングリード」を持って行くこともオススメです。ただし他の人がいる場所では走り回らせないようにマナーを守りましょう。
特に冬キャンプの場合は飼い主がダウンやニットを着込むとともに、イタリアングレーハウンドやフレンチブルドッグなど寒さに弱い犬種は服を着せてあげるようにしましょう。
犬とのキャンプにおすすめなグッズ
ここからは、犬とのキャンプで実際に役立つグッズを4つ紹介します。
ノルディスクのテント
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白熊のモチーフが可愛いノルディスクのテント。白が基調で北欧テイストにぴったりです!
折りたたみ式サークル
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折りたたみタイプのサークルなら持ち運びも楽ちんです。
ウルフギャングのリード
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車のシートベルトと同じ素材で作られており、伸縮性と撥水性に優れているためアウトドアにおすすめです。
モンベルのドッグコット
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地面からの熱や汚れから愛犬の体を守る軽量な犬用ベッドです。
全国の犬と行けるキャンプ場
全国には、犬と行けるキャンプ場がたくさんあります。ここからは、エリア別に犬と行けるキャンプ場を1か所ずつ紹介し、エリアごとのまとめ記事もあわせて案内します。
なお、犬同伴の条件はキャンプ場ごとに違います。ペット料金がかかるところ、コテージやトレーラーハウスの室内には入れないところ、ワクチン証明書の提示が必要なところもあるので、予約前に公式サイトで確かめておきましょう。
北海道の犬と行けるキャンプ場
アカイガワ・トモ・プレイパーク(余市郡赤井川村)
川と木々に囲まれた静かでこぎれいなサイトでした。札幌から1時間少しで行けるのも嬉しい。(yukiko_terraさん)
木に囲まれた芝生のフリーサイトでキャンプができます。アウトドアアクティビティーも充実していて、赤井川のせせらぎに癒やされます。キャンプサイトは愛犬と一緒に過ごせますが、グランピングの「住箱」の中には入れないので、住箱に泊まるときは屋外で過ごす形になります。
施設情報
| 施設名 | アカイガワ・トモ・プレイパーク |
|---|---|
| 住所 | 北海道余市郡赤井川村明治56 |
| 電話番号 | 0135-34-7575 |
| 犬同伴の条件 | キャンプサイトは同伴可。グランピング「住箱」の室内は同伴不可(屋外は可) |
| 詳細 | 公式サイトを見る |
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その他にも、北海道の犬と行けるキャンプ場を以下の関連記事で紹介しています。北海道で愛犬とキャンプを計画したい方はぜひご覧ください。
関東の犬と行けるキャンプ場
柿山田オートキャンプガーデン(千葉県君津市)
ドッグランもある、事前予約制のキャンプ場です。家族・夫婦・ソロでの利用が中心で、グループは2家族までとなっています。デイキャンプや川遊びも楽しめ、小糸川という清流にキャンプ場全体が囲まれていて心安らぐ環境です。
なお、台風の被害で利用できないサイトや設備が出ることがあるので、予約前に公式サイトのお知らせを確認しておきましょう。
施設情報
| 施設名 | 柿山田オートキャンプガーデン |
|---|---|
| 住所 | 千葉県君津市東粟倉542 |
| 電話番号 | 0439-37-2408(8:00〜20:00) |
| 犬同伴の条件 | キャンプサイトは同伴可。トレーラーハウスの室内は同伴不可。ドッグランあり |
| 詳細 | 公式サイトを見る |
その他にも、関東の犬と行けるキャンプ場を以下の関連記事で紹介しています。関東で愛犬とキャンプを計画したい方はぜひご覧ください。
東海の犬と行けるキャンプ場
設楽オートキャンプ場(愛知県設楽町)
設楽オートキャンプ場は管理がとても行き届いており、秋には素晴らしい紅葉が楽しめるキャンプ場です(kinako.mochiさん)
都会ではなかなか味わうことができない魚釣りやバーベキュー、さらには林道を探検したり、サイクリングなどを楽しんだりすることができます。営業は基本的に週末のみなので、平日に行きたい場合は営業日を確かめてから予約しましょう。
施設情報
| 施設名 | 設楽オートキャンプ場 |
|---|---|
| 住所 | 愛知県北設楽郡設楽町西納庫石原2-1 |
| 電話番号 | 0536-65-0396 |
| 営業日 | 基本的に週末のみ(GW・夏期は平日営業日あり) |
| 犬同伴の条件 | 同伴可。リードを付けて離さない。ログキャビン・キッズハウスの室内はケージに入れる(ケージがない場合は同室不可)。鑑札・迷子札を付け、ペットだけを残して外出しない |
| 詳細 | 公式サイトを見る |
その他にも、東海の犬と行けるキャンプ場を以下の関連記事で紹介しています。東海で愛犬とキャンプを計画したい方はぜひご覧ください。
関西の犬と行けるキャンプ場
キャンプリゾート森のひととき(兵庫県丹波市)
レストランや売店、露天風呂まで備えた、リゾート型のキャンプ場です。テントサイトのほか、デッキハウスやロッジ、コテージもペット同伴で泊まれます。川沿いにあるので、夏は川遊びも楽しめます。
プライベートドッグラン付きのロッジやコテージが人気で、2025年には芝生のドッグラン付きロッジも増えました。オートサイト近くには共用の「森のドッグラン」もあり、宿泊者は無料で使えます(8:00〜19:00)。
同伴は1施設3頭までで、1年以内の狂犬病予防注射が条件です。共用施設の多くは愛犬とご一緒できないので、露天風呂やレストランを使うときは家族で交代しながら楽しみましょう。
施設情報
| 施設名 | キャンプリゾート森のひととき |
|---|---|
| 住所 | 兵庫県丹波市市島町与戸字長尾52-1 |
| 電話番号 | 0795-78-9111(9:00〜17:30) |
| 犬同伴の条件 | テントサイト・湖畔サイト・デッキハウス・ロッジ・コテージで同伴可(1施設3頭まで、3頭目から3,000円)。1年以内の狂犬病予防注射が必要で、証明書を持参。同伴可エリア以外はリード(1m程度)。管理棟・露天風呂・レストラン・炊事場・共同トイレ・シャワーは同伴不可 |
| 詳細 | 公式サイトを見る |
\旅行サイトでこの施設を予約する/
その他にも、関西の犬と行けるキャンプ場を以下の関連記事で紹介しています。関西で愛犬とキャンプを計画したい方はぜひご覧ください。
九州の犬と行けるキャンプ場
吉原ごんべえ村(熊本県南小国町)
吉原ごんべえ村は、混雑時にはペット連れの方はお断りすることがあると書かれていましたので、事前に確認が必要です。私たちが利用させていただいたときには離れたサイトを使わせていただきましたが、ほかのキャンパーさんやワンコ連れさんと近くにならないようにするオーナーさんの配慮なのかと思いました。
雨でもテントを張れたり、薪ストーブを持っていなくても冬でもキャンプが出来たり、ほかにはないキャンプ場なので自信を持っておすすめできます。(windy_clearさん)
まるで田舎の農村に来たかのような感覚を味わえるごんべえ村。村入り口の畑暦(はたごよみ)では季節の野菜を使った昔ながらの食事をいただくことができます。愛犬は1頭300円の入村料で一緒に過ごせます。
施設情報
| 施設名 | 吉原ごんべえ村 |
|---|---|
| 住所 | 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺5113 |
| 電話番号 | 0967-44-0275 |
| 犬同伴の条件 | 同伴可。入村料1頭300円。リードなど細かい条件は事前に施設へ確認 |
| 詳細 | 公式サイトを見る |
その他にも、九州の犬と行けるキャンプ場を以下の関連記事で紹介しています。九州で愛犬とキャンプを計画したい方はぜひご覧ください。
全国の犬と行けるグランピング施設
「グラマラス」な「キャンピング」として人気の「グランピング」。愛犬と一緒に旅行をする際は、自分の荷物+愛犬の荷物になるため、かなりの大荷物に。グランピングは、ホテルや宿泊施設が滞在に必要な設備を提供してくれるため、必要最低限の荷物で行けるのも魅力です。
ペトコトでは「全国のグランピング施設」のほか「関東のグランピング施設」「関西のグランピング施設」を以下の関連記事でまとめています。ぜひ参考にしてください。
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