【獣医師執筆】犬が好きな食べ物15選!肉から野菜、果物まで紹介
犬が好きな食べ物は肉類、魚類、甘い野菜や果物、乳製品などです。トッピングやおやつとして食べさせてあげると喜ぶでしょう。食欲が低下したシニア犬(老犬)にもオススメです。好きな理由から、好きでも与えてはいけないもの、与えていい量まで解説します。
犬が好きな食べ物を与えていい量
犬が肉好きだからといって肉ばかり与えてしまうと、肝臓や腎臓の負担になってしまいます。現代の犬は炭水化物を摂ることで効率的にエネルギーを作り出せるようになりました。犬のごはんは総合栄養食を基本として、何かを摂りすぎることなくバランスの良い食事を心がけましょう。ペトコトフーズが提供する「カロリー計算機」(無料)を使っていただくと、1日の最適カロリー量を知ることができます。ドッグフードのパッケージに記載された成分量に100gあたりのカロリー量があると思いますので、最適カロリー量に合う食事量を計算してみてください。
例えば1日の最適カロリー量が125kcalのワンちゃんに100gあたり400kcalのドッグフードを与えている場合、1日の最適な食事量は31gとなります。
愛犬のカロリー計算をする
犬が好きな食べ物の特徴は?
犬が好きな食べ物には「タンパク質が多い」「動物性油脂を含む」「甘みがある」といった特徴があります。犬は人間と同じ雑食動物ですが、もともとは肉食でした。その名残りで、現在もタンパク質を多く含むごはんを好む傾向があります。食材としては鶏肉や牛肉、豚肉が定番ですが、魚が好きな子も少なくありません。
みなさんの中にはステーキの脂身が大好きという方が多いと思いますが、それは犬も同じ。よく安価なドライフードに「動物性油脂」が含まれているのは、食いつきを良くするのに手っ取り早いからです。しかし油の酸化を防ぐためには余計な添加物(酸化防止剤)が必要になるため、最近はノンオイルコーティングのフードが増えています。
犬は味を感じる味蕾(みらい)の数が人間より少ないものの、人間と同じく「甘味」「苦味」「酸味」「塩味」「旨味」の5種類を感じることができると考えられています。特に甘みを好むため、犬は甘い果物や野菜が大好きです。
愛犬が好きな食べ物で作った本当のごはん
犬の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、犬も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。
1. 総合栄養食を適量与える
犬が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。
2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ
犬のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから犬のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。新鮮な野菜を犬や猫に与え続けることで、様々ながんに罹るリスクを軽減することが研究で判明していたり、市販のドライフードを製造する工程の1つである高温加熱処理が、タンパク質の品質劣化を招き、熱に弱いビタミンを破壊し、さらには発がん性物質を生成してしまうことが、研究により判明しています。そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。ペトコトフーズもその一つで、子犬からシニア犬(老犬)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食で、主食としても、トッピングとしてもご利用いただけます。
実際に従来のドライタイプのドッグフードよりも、水分がより多く含まれた手作り品質のごはんを食べている犬の方が寿命が3年も長くなることが研究により明らかになっています。新鮮で美味しく、健康なごはんを選ぶことが長生きできる秘訣です。
ペトコトフーズの公式HPを見る
まとめ
犬はお肉や甘い野菜・果物が好き
食べてはいけないものに注意
トッピングやおやつは10%以内で
動物性油脂を含むフードに注意
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