犬は野菜を食べても大丈夫? 体に良い野菜&食べると危険な野菜まとめ

健康のため、日ごろからできるだけ野菜を多く摂取しようと心がけている方は多いでしょう。美味しい旬の野菜が手に入った日に、「愛犬にもちょっとおすそ分け」なんてこともありますよね。しかし、野菜の中には犬が食べていいもの・食べてはいけないものがあり、中には犬が中毒症状を起こしてしまうとても危険なものもあります。そこで、犬が食べても良い野菜、良くない野菜をまとめしました。与える際の注意点や野菜ジュースなどの加工品についても紹介します。

犬が食べても大丈夫な野菜

野菜

犬はもともと肉食動物でしたが、人と生活を共にする中で、雑食へと変化しました。そのため、肉食を中心にしつつもバランス良く野菜を食べることが大切です。そこで今回は、犬が食べてもよい野菜と期待される効果を紹介します。


食べても良い野菜とはいえ、食べ過ぎには注意が必要です。普段のドッグフードにトッピングするなどして取り入れてみてはいかがでしょうか。


トマト

トマト

トマトには、リコピンという抗酸化作用がある成分が多く含まれています。特に赤いトマトに多く含まれています。

また、トマトには「13-oxo-ODA」という栄養素が含まれ、これは肥満から併発する高脂血症や脂肪肝が改善されると京都大学の河田教授ら研究グループが発表しています。水分量も豊富なので、夏バテの愛犬に与えてみるのも良いでしょう。

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にんじん

にんじん

緑黄色野菜を代表する一つ、にんじんは便通が良くなり腸内の発ガン物質を体外に放出してくれる食物繊維、抗酸化作用があり老化防止になるβカロチンが豊富です。

ビタミン要素も含まれ、犬にとって非常にバランスの良い食べ物です。低カロリーで栄養素も高いため、ビスケットやクッキーなどのトリーツに含まれていることも多いです。

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大根

大根

90%以上が水分でできている大根は、与え方によっては生の状態でも食べさせることができます。あまりお水を飲まない犬には水分補給代わりに食べさせてみるのも良いでしょう。ビタミンB・C、カリウムが含まれていて、便秘解消の効果も期待できます。


かぼちゃ

かぼちゃ

おやつなどにも良く使われるかぼちゃは、健康な血液と骨の維持に欠かせないビタミンKや抗酸化作用があるビタミンEなどビタミン類が豊富です。

風邪や動脈硬化の予防に加え、老化防止の効果もあります。ただ、かぼちゃはカロリーも多くダイエットには向きません。与える量に注意しましょう。

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さつまいも
さつまいも

さつまいもはビタミンEやビタミンC、ビタミンB6などのビタミン類、ミネラル、食物繊維が豊富です。さつまいもの食感や味が好物だという犬も多く、犬の手作りご飯のレシピやおやつにもたびたび登場しています。カロリーが高いので与え過ぎには注意してください。

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きゅうり

きゅうり

きゅうりは90%以上が水分でできていて、ナトリウムや脂肪分が非常に少なく低カロリーです。

そのためダイエット中の犬のご飯のかさ増しとして使ったり、熱中症対策の水分補給としておやつ代わりに与えることができます。

たくさん食べ過ぎてしまうと胃腸の負担になったり、食物アレルギーがあった場合はアレルギー反応を起こしてしまう恐れもあります。


アスパラガス

アスパラガス

アスパラガスに含まれるアスパラギン酸は、アミノ酸の一種で、新陳代謝を促し免疫力アップや疲労回復が期待できます。

利尿作用があり、腎臓や肝臓の機能回復の側面も持っています。葉の部分には、中毒性があるので、茎の部分だけを食べさせるようにしましょう。


枝豆

枝豆

枝豆は、未成熟で青いうちの大豆を収穫したものです。大豆よりもビタミンCが多く含まれ、良質なたんぱく質やビタミンが豊富に含まれる、豆と野菜の両方の栄養を兼ね備えた緑黄色野菜です。

枝豆は、大豆に比べてカロリーが低く、カリウムを多く含んでいるため利尿作用があります。ローカロリーでダイエット時のおやつにもよいでしょう。


ブロッコリー

ブロッコリー

ブロッコリーにはビタミンC・Kや葉酸などが含まれ、酸化ストレス防止や毛艶の維持に役立ちます。

一方で、尿路結石をつくってしまう可能性のあるシュウ酸や甲状腺機能低下症になってしまう恐れのあるゴイトロゲンも含みますので長期的、大量に与えることは避けましょう


小松菜

小松菜

小松菜はビタミン類やβカロテン、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維が豊富で、肝臓の働きをサポートしてくれます。

ただし犬にとって有害なシュウ酸も含まれるため、尿路結石症などを引き起こす可能性があります。シュウ酸は水に溶けやすいので、茹でた後で水にさらすとある程度は除去することができます。

小松菜の含有量は非常に少ないため過剰に心配する必要はありません。


とうもろこし

トウモロコシ

とうもろこしはビタミンBを豊富に含み、ビタミンEやカリウム、カルシウム、マグネシウム、ミネラル、たんぱく質、食物繊維、不飽和脂肪酸の1種であるリノール酸、アンチエイジングにも効果がある抗酸化物質などを含む、栄養素の高い食物とされています。

粒の皮はセルロースという消化されづらい不溶性の食物繊維でできています。与え過ぎやアレルギーには注意して与えるようにしましょう。


ほうれん草

ほうれん草

ほうれん草はビタミンBやビタミンC、ビタミンK、ビタミンE、βカロテン、ミネラルなどが豊富に含まれていて、犬にとっても有効な栄養素がたくさんあります。

しかし尿路結石症の原因になるシュウ酸は必ずアク抜きによって減らす必要があります。生ではなく、茹でて水にさらしてから与えてください。

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じゃがいも

じゃがいも

水溶性の食物繊維が豊富で、消化に良いじゃがいもは、便秘気味の犬におすすめです。

ビタミンC、ビタミンB6、鉄分、マグネシウムなど犬に大切な成分が含まれていて健康的な食べ物ですが、ジャガイモの芽や皮には、ソラニンといわれる有害成分が含まれているのできれいに取り除いてあげましょう。


キャベツ

キャベツ

キャベツは胃腸薬でおなじみのキャベジンが豊富な野菜です。

その他にも水溶性ビタミンの一種の葉酸やビタミンC、ビタミンUの他にも健康な血液と骨の維持に欠かせないビタミンKを含んでいます。


ピーマン

ピーマン

苦味が特徴のピーマンは、βカロテンやビタミン類がたっぷり。免疫力を高めるなど、抗酸化作用が期待できます。

犬はピーマンをはじめ食物繊維を多く含むものを消化することが苦手ですので、できるだけ細かく刻んだものを食べさせましょう。


犬が食べてはいけない野菜

犬

私たち人間はおいしく食べられるものでも、犬が食べると中毒を起こしてしまう野菜もあります。間違って与えないようにしましょう。



アボカド

アボカド

アボカドには、ペルシンといわれる殺菌作用のある毒素が含まれています。人間には無害ですが、犬の場合、重い中毒症状を見せる場合があります。

ぶどうやキシリトールのように摂取後すぐに重篤化する可能性が高いわけではありませんが、犬の体質によって中毒症状が重い場合もあるので、なるべく避けたい食材です。


ネギ類

玉ねぎ

玉ねぎや長ねぎなどのネギ類は犬にとって非常に危険な食べ物です。ビタミンB6やビタミンCを多く含み、人間にとっては健康的な食べ物ですが、犬にとっては有機チオ硫酸化合物という物質が中毒物質です。

アリプロピルジスフィド(有機硫黄化合物)という物質の吸収を進める成分も玉ねぎには含まれているため、中毒症状を起こしやすいと言われています。

犬の体重1㎏あたり15~20gが致死量といわれています。もし犬がネギをあやまって食べてしまったら、すぐに獣医師に相談してください。


ニラ

ニラ

にらは緑黄色野菜の一つで、βカロテンやカリウムなど豊富な栄養素を含んでいます。しかしにらが含有する硫化アリルという成分は、摂取してしまうと赤血球を破壊してしまい、重度の貧血を引き起こしてしまいます。

この成分は焼いたり煮たりしても壊れないので「熱を通したから大丈夫!」というわけではありません。


にんにく

にんにく

にんにくはタマネギ同様、ヒガンバナ科ネギ属の植物です。タマネギ中毒では「有機チオ硫酸化合物」という成分が原因となって貧血や溶血を起こしますが、にんにくにも「有機チオ硫酸化合物」が含まれています。

特に、にんにくの芽には注意が必要です。にんにくはタマネギより中毒作用が低いと見られていますが、個体差もあるので注意が必要です。


らっきょう


ネギの仲間であるらっきょうは、犬に与えてはいけません。有機チオ硫酸化物という中毒成分が含まれ、食べると中毒を起こす可能性があります。絶対に与えないようにしましょう。

犬に野菜をあげるメリットは?

犬

犬は肉食に近い雑食動物のため、野菜を積極的に採る必要はありません。しかし、野菜を取ることで、栄養を補完することができます。

ビタミンや食物繊維が多く含まれていることが多い野菜は、皮膚の健康維持や便秘解消などの効果が期待できるのです。またダイエット中の愛犬なら、ご飯のかさましに使うこともできます。


犬に野菜を与えるときの注意点

犬

犬にとって野菜は消化しにくい食べ物です。多く与え過ぎると、下痢や嘔吐の原因になってしまうこともあります。

総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。1日の最適カロリー量はペトことオリジナルのドッグフード「PETOKOTO FOODS」の「フード診断」で簡単に計算することができます。

フード診断を受けてみる

与え方は野菜により変わりますが、にんじんや大根のように硬いものは、一度茹でたりすりおろしたりして、食べやすいようにひと手間加えてあげてください。

またアレルギーがある犬もいるので、初めて与えるものは少量からスタートしましょう。


野菜の加工品は食べても大丈夫?

野菜ジュース

野菜はたくさん食べたほうがいいと分かっていても、なかなか食べられないという人に向けて、今は野菜を使った加工品も多く販売されています。

コンビニなどで手軽に購入できるので、野菜不足解消によく口にする人もいるのではないでしょうか。では、そんな野菜の加工品を犬が食べても大丈夫なのでしょうか。

野菜ジュース

市販の野菜ジュースは、さまざまな野菜がミックスされています。その中には犬が食べてはいけないネギなどが入っていることも。

また野菜100%のジュースではなく、砂糖や塩などで味付けされているものもあります。そのため野菜ジュースは原則、犬に与えないほうが良いでしょう。

どうしても与えたい場合は、ミキサーなどを使って自宅で作って与えてあげるのが良いでしょう。


野菜チップス

犬に野菜チップスを与えたい場合、犬用の野菜チップスを用意しましょう。人用のものは、砂糖や塩などが含まれている場合があるので控えてください。

また、野菜チップスは硬さがあるので、特に小型犬に与えるときは細かく砕いて食べやすい大きさにして与えてください。


まとめ

犬
どんなに体に良い野菜でも食べ過ぎれば毒になる
おやつやトッピング程度にあげましょう
疾患を持つ犬によっては与えない方が良いものもある
犬によってはアレルギーを発症する可能性もある
野菜は犬にとって必ずしも必要な食物ではありません。犬も好みがありますので、嫌がって食べない場合は無理に与えずに別の方法で栄養を補完してあげてください。